
「豚にも人にもやさしい環境づくり」
私は春野コーポレーションおよび複数の関連農場で、養豚管理獣医師として従事しています。主な業務は、各農場の疾病対策、飼料を含む栄養面の検討、行政機関との連携、農場スタッフの養豚知識向上のサポートなど、多岐にわたる現場支援を行っています。
養豚産業においては、経済的損失をもたらす重要疾病としてPRRS(豚繁殖・呼吸障害症候群)が大きな課題となっています。当社では衛生状態を考慮したピッグフローの徹底、繁殖と肥育を分離したツーサイトシステムの導入に取り組んできました。これらの取り組みが奏功し、数年前に3農場においてPRRSウイルスの清浄化を達成しています。
また、授乳期用配合飼料には、自社オリジナル配合のアミノ酸プレミックスを継続して添加しています。丈夫な離乳子豚の育成と授乳母豚の消耗抑制、さらには飼料効率の向上に寄与しています。今後は、これらの栄養学的アプローチを肥育期にも応用し、さらなる飼料効率改善を図りたいと考えています。
我々は、豚に対して不必要な薬剤投与(特に注射治療)を排除し、ストレスや感染症リスクの低減を最優先に考える飼養管理を目指しています。これからも、健康で活力ある豚を育てられる環境づくりに尽力していきます。
コンサル部(獣医師) 細川雅史
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